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ある伝説的隠居研究者の回想ブログ

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自然に学ぶ 7
 散布実験データは農業機械化研究所の武長主任研究員が引き受け、医学的なデータは東京歯科大の西村教援が率いる衛生学教室が支援することになった。製造法の工業化実験は業界トップの寿化成が引き受け、特定粒度分布の鉱物粉末の供給は関東の名門といわれるフバサミクレーが責任を持ってひきうけた。広島県にも生産拠点と原料供給拠点を確保した。効力試験は、普及部が全国を駆け回って各県の農業試験場を口説き落とし、一年で完全なデータが揃う見通しがついた。夏だったので、今年も未だ効力試験が出来るということになり、海外開発部の要員を研修の名目で各国から掻き集めて、実験装置で試供サンプルを作り、試験を引き受けた全国の農業試験場に発送した。これが、一時、全国的騷ぎになった徴粒剤騒動の内幕である。
 微粒剤の実用化は、この後、品質規格の設定の問題や、殺虫剤の効力問題が特ち出されたりして一年ほど遅れたが、一応、徴粒剤と命名されて登録許可になった。
| 自然に学ぶ | 10:08 | comments(0) | - | pookmark |