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ある伝説的隠居研究者の回想ブログ

あとがき 最終章
 上梓にあたっては多数の人々のお世話になった。原稿に目を通して激励の言葉をかけて戴いた人々が原動力であったが、特に、近所に住む医師で畏友の森田貞樹氏及び同氏の友人で元集英社編集長の大波加弘氏には原稿作成の段階で有益で懇切な多くのご助言を受けた。衷心厚く御礼申し上げます。本書の出版は、具体的には、日本図書刊行会の原稿募集に応募して、近代文芸社から刊行される運びとなったのであるが、同社社長の福澤英敏氏の出版理念に出会うことが無ければ、この様な形で日の目をみることは無かったと考えます。この様な機会を与えて下さった近代文芸社のご厚意に感謝します。

平成8年3月
著者
| あとがき | 07:36 | comments(0) | - | pookmark |
あとがき 6
 時の流れのなかで事実を知る人が消え去れば、書かれなかった事実は知る人とともに闇の中に消え去り無に帰する。無から生まれるものはない。後日のために、農薬について考える手がかりを残すことも先人の仕事のひとつであろう、と、考えたのである。
 年寄の話は自分の価値観の押しつけと自慢話になりやすいといわれる。本書も通覧してその感があるが、失礼は年齢と非才に免じてお許し願いたい。
| あとがき | 07:23 | comments(0) | - | pookmark |
あとがき 5
 試しに、老妻に見せたら面白そうに読んでいた。ついでに、二、三の同年代の友人に見せたところ、これも面白いと言ってくれた。それから一年半程、埃まみれに放置していたが、最近、同じような海外ビジネス経験をしたという、定年退職した都会帰りの知人に見せたところ、共感したらしく強く出版を勧められた。
「物を書くことは恥を掻くこと」の俗諺を知らないわけではないが、農薬離れの節目の記念として上梓することにした。他の目的としては、有機合成農薬が戦後の日本に導入された頃の環境や事情を一部でも書き残したくなったことがある。
| あとがき | 07:21 | comments(0) | - | pookmark |
あとがき 4
 書き始めると、芋ずる式に割り切れぬ思いや、懐かしい思い出が次々に顔を出して来た。物言わぬは腹ふくるるわざ、徒然なるままに片端からワープロを打ち込んで、約一ヶ月で、この本の原稿が誕生した。したがって、考証も確認も手抜きの書き下ろしである。しかし、考えてみると、この原稿は私の頭の奥迄泌み込んで、最後まで残った結晶のようなものかもしれない。
| あとがき | 07:21 | comments(0) | - | pookmark |
あとがき 3
 こうなれぱ、やるっきゃない。「書くことも必要になるだろう」と、手始めにワープロを購入して練習することにした。さりとて、適当な練習法もない。気のむくままに雑文を書いて練習することにした。現役を離れても、なんとなく頭の片隅に未練がましく残っているものを吐き出せば、スッキリした気持ちになって、やる気になるだろうという気持ちもあった。
| あとがき | 07:56 | comments(0) | - | pookmark |
あとがき 2
 200戸たらずの町であるが、会社のように層別された人間が集まっている組織ではない。都会から帰郷して未だ数年の会社人間が引き受けて、海千山千の連中をうまく纏めて行ける筈が無いので、固辞したのであるが、「面倒なことは全部引き受けるから」というたっての話にほだされて、つい、「安徳天皇ですよ」と生返事をしたところ、アッという問に退路を遮断されて前向きに取り組まざるを得なくなった。
| あとがき | 07:38 | comments(0) | - | pookmark |
あとがき 1
 平成六年の二月は大雪だった。何処へ出掛けるのも億劫になり、家に聞じ込もる日が続いていたが、気持ちは揺らいで落ち着かなかった。かねてから、出色の人物として注目し尊敬していたある老人から、春になったら、町の自治会長になるようにと、何度も説得されていたからである。
| あとがき | 07:33 | comments(0) | - | pookmark |