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ある伝説的隠居研究者の回想ブログ

中国見聞記−2(医食同源)最終章
 そして、その記録を伸ぱしてきた立役者は明治大正生まれで、いわば、日本の家庭料理で暮らした人達である。風土病の研究で有名な佐々学博士が、フィラリヤ病撲滅のために八丈島の近くの八丈小島の住民全員の健康診断をされた時に、島民に内科的疾患がなくて、老人の死亡原因が自然死ばかりと推定されたことから、島民の食生活に強い関心を持たれたことが、フィラリヤ撲滅のルポルタージュに紹介されているが興味深い。
 日本人が新鮮な魚や野菜の素材を豊富に活用する日本の家庭料理から離れることは、病気までどこかの国の模倣と追髄にならないかと気になるのである。

| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:46 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)34
 日本の家庭料理の「医食同源」は豊富で多様性に富む新鮮な魚や海藻や野菜や醸造に適した風土に立脚したものに違いないと考える。味噌汁、糠漬け、梅千し、紬豆、海苔、生卵、小魚の干物など、日本独特の食物が並ぶ日本人の朝食には、日本の風土や日本人の体質に密接な関連があると思う。日本が世界一の長寿国になった土台には食生活がある筈である。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 08:30 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)33
「医食同源」の説明のために、中国家庭料理を礼賛する内容になったが、日本人に中国家庭料理の模倣を薦める気持ちは毛頭ないことを最後に付け加える。
 いうまでもなく、日本には日本の家庭料理の歴史がある。日本料理は温暖な気候の半農半漁の島国で発達淘汰されて、日本人に最もふさわしい先人の知恵が蓄積されていると信ずる。「生卵を食べるのは蛇と日本人だけ」「するめを焼く匂いは死体を焼く匂い」「海の雑草から作った黒い紙(海苔のこと)を食べる」という欧米人の発言を聞くと、かえって、先人の知恵を感ずるのである。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:13 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)32
 日本の老人病では、内科的疾患が一位から四位まで並ぶが、アメリカでは内科的疾患は五位以下で、上位一位から四位までを精神科的疾患が占めていて、その原因に若い頃の薬の飲みすぎや長期連用による副作用が指摘されているそうである。日本の実態もアメリカと同じと訴えるアメリカ留学帰りの専門医の著書を読んだことがある。
 医薬研究の場で人間の精神的機能に対する副作用を試験することは不可能であるから、薬をあまり飲まないように心がけるしかない。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:31 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)31
 私は農薬と医薬の研究を同時に観察出来る研究所にいたのであるが、昭和四十三年頃から「農薬はこわくないが、医薬はこわい」と考えて、病気の時以外は医薬品を便わず、家庭料理を充実して健康を守ることをモットーにした。以後、無病息災が続き医療費は殆ど使っていない。家内が若い碩に大学で医薬の勉強をしていたので、医薬の恐さを理解して尽力してくれたことが大きい。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:50 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)30
 それ故、絶対に安全であることが至上命令であり、安全確保のために最善を尽くすというのが世界的通念である。それ故、医薬に存在しない厳しい規則を設ける。この説明は、農薬が欧米先進国に初めて導入された頃に、いろいろな出版物で紹介されているので、欧米では常識になっている。この厳しい哲学のもとで、世界的に農薬が規制されてきたために、農薬による集団食中毒事件は何処にも発生していないのである。逆説的であるが、農薬ほど世界的に安全確保されている化学物質はないともいえるのである。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:12 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)29
 慢性毒性試験研究の立場からみれば、医薬の投与量は食物残留農薬にくらべて一万倍以上の水準である。にもかかわらず、医薬の慢性毒性の試験基準が農薬よりゆるい理由は、医薬は患者が病気を治療する目的で、自分の意志で飲むことが前提になっているからである。それ故、副作用は制御可能であるので許されるとするのが世界的通念である。これに対して、食品添加物や農薬には治療の目的がない。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:33 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)28
 また、食事を手抜きして栄養失調や病気を栄養剤や医薬品で予防するという生活は、晩年に本人がツケを払うことになる。医薬は、合成医薬、漠方薬を問わず、治療を目的に研究開発されているので、短期決戦型であるので何年も運用すれば必ず副作用が出る。漢方薬も例外ではない。江戸時代にも薬の飲みすぎがあったらしく濫用を戒めた訓戒がよくでてくる。赤ん坊の知恵熱やおできにあわてて薬を飲ませる母親がいたらしい。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:43 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)27
 このことは、病気に罹れぱ治療困難であるが、栄養バランスを良くして免疫力を高めれば効率よく予防出来ることを示唆している。即ち、多様性に富む食事をとることが重要ということである。また、免疫力はストレスによって低下することも明らかにされてきた。 中国には一族が集まって多数の料理を自由に分け合って食べる習慣があるが、この食習慣は栄養源を自動的に多様化してストレスを解放するので老人病の予防効果があると考える。老人に孤独な食事を強制している日本の現状は「医食同源」以前の問題である。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:36 | comments(0) | - | pookmark |
中国見聞記−2(医食同源)26
 仮に、アメリカの民放が「生花の鉄人」「舞踊の鉄人」という娯楽番組を同じ手法で演出して、日本の生活文化のイロハも知らぬアメリカの人気タレントが判定したら、日本人はなんと思うだろうか。テレビが出現した頃に「一億総白痴化」が始まると喝破した大宅壮一氏の硬骨と炯眼の評論が思い出される。
 高齢化社会の進行と共に、高血圧、心臓病、動脈硬化、癌、糖尿病、通風等の難病がふえている。同時に難病の原因に対する研究も進歩して、アメリカにおける遺伝子マッピングの研究によって、殆どの難病が遺伝子病であることが判明している。
| 中国見聞記−2(医食同源) | 07:41 | comments(0) | - | pookmark |