2009.08.25 Tuesday
農薬業界の十字架 最終章
この二つの現実を比較すると、日本は大変な無駄をしていることになる。この前近代的な姿は四十年前のパラチオン導入時から変わっていないことを示している。この現象は農薬にとどまらず、日本農業全体に共通する現象ではないかと考える。
農地改革によって細分化され弱小化した農家の保護にかたよった農業政策によって、日本農業は自立と自由競争の活力を失い、農業全体が萎縮するばかりの流れになっているところはまさに農薬業界と相似形である。年々さらなる保護を求める業界になって行くだろう。米の値段は遂に国際価格の十倍になった。
農地改革によって細分化され弱小化した農家の保護にかたよった農業政策によって、日本農業は自立と自由競争の活力を失い、農業全体が萎縮するばかりの流れになっているところはまさに農薬業界と相似形である。年々さらなる保護を求める業界になって行くだろう。米の値段は遂に国際価格の十倍になった。