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ある伝説的隠居研究者の回想ブログ

乳幼児教育と父親の役割 最終章
 母親に子どもの教育をするなというわけではないが、「姑息の愛」に気をつけなければならないので、父親がよく考えて正しく教える方がよい。
 例えば、道理を説明せずに他人の悪口を言うと、他人の悪口を言うなと教えられた子どもは、悪口を言っている親に疑問を抱く。子どもが相手でも筋の通った説明が必要である。
 また、子どもは父親の真似をして育つので、父親は行動で範を示すことが最も大切である。「子は父親の背中を見て育つ」「教育は背中でする」という格言が日本に残されている。
 このような家庭で育った子どもには父親は山のように見える。岳父の声は「地震、雷、火事」に匹敵する衝撃を与える。
 私も、子供の頃は、毎日のように母親に叱られていたが、父親には絶対に叱られまいと用心していた。
 父親は子どもに一度も手を挙げたことはなかったが怖かった。
 怖かったが親しみを持ち、父親の喜ぶ顔をみることを楽しみに頑張った。
昔の日本人は「夢に出てきた父上と郷里の人々の歓呼の声に励まされ」て故郷に錦を飾ることを夢みて努力したのである。


| 乳幼児教育と父親の役割  | 07:32 | comments(0) | - | pookmark |
乳幼児教育と父親の役割 6
 動物行動学によれば「刷り込み」には臨界期があり、臨界期は種類によって異なることが明らかにされているが、人間の場合は言葉を覚える時期ということであろう。
 先入主とは「先に入りたる者が主(あるじ)になる」という意味で、一旦、主(あるじ)となった者は迫い出すことは出来ない。
「悪い主が先に住みつくと、あとから来る者はその家来になるので取り返しがつかない」と早期教育の必要性を力説している。「みつごの魂百までも」とは、このことを指すのだろうと考える。
「腕白でもよい。元気に育てば良い」というコマーシャルがあるが、刷り込みを手抜きすると大変なことになる。「人、その子の悪しきを知ることなし」(大学)失敗を後で気付いて臍を噛むことになる。
| 乳幼児教育と父親の役割  | 09:49 | comments(0) | - | pookmark |
乳幼児教育と父親の役割 5
 動物行動学によれば「刷り込み」には臨界期があり、臨界期は種類によって異なることが明らかにされているが、人間の場合は言葉を覚える時期ということであろう。
 先入主とは「先に入りたる者が主(あるじ)になる」という意味で、一旦、主(あるじ)となった者は迫い出すことは出来ない。
「悪い主が先に住みつくと、あとから来る者はその家来になるので取り返しがつかない」と早期教育の必要性を力説している。「みつごの魂百までも」とは、このことを指すのだろうと考える。
「腕自でもよい。元気に育てば良い」というコマーシャルがあるが、刷り込みを手抜きすると大変なことになる。「人、その子の悪しきを知ることなし」(大学)失敗を後で気付いて臍を噛むことになる。

| 乳幼児教育と父親の役割  | 11:17 | comments(0) | - | pookmark |
乳幼児教育と父親の役割 4
 父親が子どもを教える時の心構えとしては、「親」という考え方を強調している。「父子に親あり。君臣に義あり…朋友に信あり」「愛という字を用いず親という字を用うること故あり…。慈は仁柔の心にして寵愛の字義にあらず。その本は側隠の情、そのわざは柔和にして恵み慈しむのいいなれば、慈は即ち親の字の心なり」(山鹿素行・山鹿語類)
 具体的には、子どもが相手であることを忘れずに、嫌がられないように、天性を損なうことがないように気をつけて、丁寧に教えることを強調している。乳幼児をおどしたり、だましたりすることは、憶病にしたり、嘘つきにするので厳禁である。
 道徳感覚の育成は、一人前になった時の人望にかかわるものとしてとくに重視されて「初めて飯を食い、言葉をおぼえる頃から言い聞かせるべし」(員原益軒・貝原篤信家訓)と早期着手を強調している。
 ここでいう道徳的感覚とは、「孝心」「嘘を言わない心」「恩を感ずる心」である。乳児の段階で繰り返し言い聞かせることを強調していることが日本の家庭教育の特徴であると考える。
 現代的に表現すれば、乳児期に「刷り込み」をするということである。
| 乳幼児教育と父親の役割  | 10:53 | comments(0) | - | pookmark |
乳幼児教育と父親の役割 3
 父子関係が子どものパーソナリティに影響を及ぼす側面には次のようなものがあるが、とくに男の子に及ぼす影響が強いと考えられている。\役割の発違道徳性の発達MЭ祐愀犬任療応っ療関心
 これらの領域で、よい父子関係を持っている子どもは、男の子は男らしくなり、女の子は女らしくなり、道徳性の発達にすぐれ、よい友人関係を作りやすく、分析的で理知的な知的関心を高く持つと考えられるのである。
 そして、このような父子関係のなかでのみ、父親の罰は効果を持つと考えられている』。
 『』の中の文章は、全文、冒頭で述べた放送大学の講義テキストからの引用である。全文を引用した理由は、参考用に全文を紹介したかったことと、日本の家庭教育の考え方を並列的に説明するためである。
 江戸時代の教育書を見ると「人の父となりては慈にとどまる」という一言葉がよく目に付く。
「慈とは、子を教えて人の道を知れる真の人となし、(中略)徳行あるべきように育て教うるをいう。これ人の親たるものの道にして真実の慈愛たるべし」(中村弘毅・父子訓)とあるように、子どもの教育は父親の最大の責任とされている。「子どもの教育は女房に任せて、俺は学資を稼ぐ」という考え方は昔の日本にはなかった。

| 乳幼児教育と父親の役割  | 11:24 | comments(0) | - | pookmark |
乳幼児教育と父親の役割 2
『父親の影響力を示唆する研究によって、明らかにされつつあることは、父親が単に存在することと機能することの差は大きく、母親のそれよりもギャップは大きいと考えられることである。
 父親の機能の最も顕著な特徴は「遊び」である。幼い時から母親がなかなか出来ない刺激的な身体的遊び(高い高い、飛行機、お馬)などによって、乳幼児は父親への期待感を持ち、母親への愛着とは異なる愛着を持ち父親に接近する。
 子どもは大きくなるにつれて遊びの内容は変化してゆき、父親はルールや規範や技能といったものを遊びやゲームのなかに持ち込んでくる。
 父親は社会を代表するものとして、子供にとってモデルの役割を果たすようになってゆく。しかしながら、問題は父親のありかたと子どもとの関係である。
 子どもはモデルの行動を模倣したがるが、モデルとして機能する人は子どもが好ましい感惰を抱いている人なのである。


| 乳幼児教育と父親の役割  | 07:38 | comments(0) | - | pookmark |
乳幼児教育と父親の役割 1
 欧米では父親は三歳までの乳幼児のパーソナリティの発達に影響がないと考えられていたが、最近、この考え方が一八○度転換する研究が欧米で進行していることが、心理学の教科書に載っている。(佐治守夫、飯長喜一郎・パーソナリァィ論、放送大学)
 日本では、乳幼児は両親と同じ部屋で寝ることが常識であるが、欧米では乳児の時から別室に寝かせ、四歳頃から厳しく躾る子育てが行われる。 
 このような生活の中から、三歳までの乳幼児の発達に父親の影響はありえないという考え方が出たのであろうが、日本の子育ての考え方と正反対の考え方であった。
 織田信長の頃に来日した宣教師は、日本の子ども達の素晴らしさに驚いた。宣教師のブロイスは日本にとどまって、二十年間その秘密を知る研究をしたが解明出来なかった。(山住正己、中江和恵・子育ての書、東洋文庫)
 日本の農村では地域社会が行事を通して子どもの教育にかかわっていることに気付かなかったのであるが、父親が乳幼児の段階から子育てにかかわっている事にも気がつかなかったのだろう。
 四○○年を経て、欧米の発達心理学の研究者はようやく謎の一部を解明した。

| 乳幼児教育と父親の役割  | 19:28 | comments(0) | - | pookmark |